環境対応プラスチック
(バイオプラスチック)
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環境対応プラスチックで
新しい提案を
当社は創業以来、高性能樹脂を用いたプラスチックのモノづくりで、
お客様の製品実現に貢献してまいりました。
これまで我々が取り扱ってきた高性能樹脂は、お客様の求める高い性能を長期間維持するため、
外部環境の影響を極力受けない、変化に強い樹脂の選定が中心でした。
しかし近年、我々が武器としてきたプラスチックの「丈夫で長持ち/変化しない」という特性が、
環境に与える負荷として一部問題視されるようになっています。
そこで、我々はお客様に幅広い材料選択肢を持っていただくため、
環境対応プラスチックを取扱いを積極的に行うことにいたしました。
環境負荷の軽減はもちろんですが、
一部の生分解プラスチックなどの「分解されて自然にかえる」点などは、
これまでの樹脂にないユニークな樹脂特性ととらえ、お客様にご提案しています。
環境対応プラスチックは素材としての歴史がまだ浅く、調達にあたっての注意点や製造の工夫が必要です。
そうしたネガティブな面も含めて、
お客様にカタログ値だけはない、実際に成形したリアルな情報が提供できるよう、自社試作を重ねております。
環境対応プラスチックをご検討の際は、是非当社にご相談ください。
1
生分解性プラスチック
微生物の働きで最終的に水や二酸化炭素にまで分解され自然界にかえっていく性能を持った素材。日本バイオプラスチック協会の試験では生分解度が60%以上で生分解性プラ認証。原料由来、天然物だからでは無く、あくまで微生物に「分解」出来るかという視点。石油由来のものでも分解可能な物もある。
生分解プラスチック材料:当社取扱い例
主原料 | 植物繊維由来 (約90%) |
酢酸セルロース (約80%) |
PLA ポリ乳酸 (約100%) |
---|---|---|---|
原料範囲 | 非食用(竹) | 非食用 | トウモロコシ等 |
地上分解 | ○ | ○ | ○ |
海洋分解 | ○ | ○ | ○ |
色味 | 薄茶褐色 | 透明 | 透明 |
2
バイオマスプラスチック
生物由来の有機資源(バイオマス)を原料に製造されるプラスチック。
サトウキビやトウモロコシなどの資源作物、生ゴミなどの廃棄物、木材などが該当。
現存する有機資源由来の原料と、従来プラスチック(PP、ナイロン等)その他化合物等を合成させた材料。可燃ゴミ(バイオマス50%以上含有)で処理可能。
生分解プラスチック材料:当社取扱い例
主原料 | 卵殻 (55%) |
セルロースエステル樹脂 (約50%) |
植物繊維 (55%) |
デンプンペレット (50%) |
---|---|---|---|---|
原料範囲 | 非食用 | 非食用植物 | 非食用 (木粉間伐材、稲わら) |
食用キャッサバ (タピオカデンプン) |
ベースポリマー | PP,PA6, PA66,PA11 |
酢酸、可塑剤 (安全な石油系化合物) |
PP,PE | PP |
色味 | 茶色 | 漆ブラック他 | 茶色 | 乳白色 (着色可能) |